中国の深センにある世界最大の電脳街と言えば華強北路が有名です。この華強北路ですが、日本最大の電脳街である秋葉原を軽く凌ぐ規模であり、中国は勿論世界中から注目を集めている注目のエリアです。
ぼくは深センがある広東省に8年住んでおりますが、実は華強北路は一度も訪れたことがありませんでした。ぼくの敬愛する一人である高城剛氏のメルマガで、何度も華強北路の名前を目にしていたこともあり、ずっと気になっていたエリアでした。
ちょうどぼくが住んでいる場所から深センまでバスで2時間くらいなので、土曜日の午後から1泊で華強北路に行ってきました。
いやー、電脳街は勿論のことですが、電子広場の中にある部品群にはたまげましたね。ただ、2003年に初めて中国へ来た時に似た衝撃を覚えました。
一言でいえば、何でもアリ!
スマホ、ドローン、パソコン、タブレット、周辺機器、、、、なんでも揃います。
今回はそんな超絶刺激的なエリアである華強北路を紹介します。
Contents
華強北路電脳街 概要
深センの華強北路電脳街は、中国でも一番最初に始まった電脳街として紹介されています。
電脳街エリアは、地下鉄「華強路」の駅から北側に位置しています。メインストリートの深南中路の北側に伸びている華強北路の両サイドが電脳街になります。
電脳街と聞くとカオスで何もかもがごっちゃ混ぜになっている印象ですが、実際は写真のように綺麗に整備されています。歩行者天国になっている華強北路の両サイドに電脳街が続いています。
商店に足を踏み入れるとものすごくカオスなんですが、表情は至って洗練されたエリアです。
華強北路サイドには、携帯ショップを中心として様々なお店が出ています。飲食店も多いので、一日ぶらつくこともできますよ。
華強北路 行き方
華強北路の電脳街へは、多くの方が香港とのイミグレがある羅湖国境を使用すると思います。ぼくも今回は羅湖国境までバスで移動、羅湖国境到着後に地下鉄1号線へ乗り換えて最寄駅である「華強路」に移動しました。
羅湖国境からの詳しい行き方については、コチラのサイトが写真付きで紹介しています。
地下鉄1号線「華強路」のA出口から出ると、目の前に電子市場が飛び込んできます。そこから数十メートルも歩けば、華強北路にたどり着きます。
今回は華強北電脳街最大の市場 賽格電子市場に行ってみた。
電脳街といっても売っているモノは似たり寄ったりのところもあるため、今回は華強北エリアでも最大級の市場「賽格電子市場」を重点的に探索してきました。
賽格電子市場は10階建てビルの中に、所狭しとありとあらゆる電子関連のアイテムが並んでいました。全部をくまなく探索する場合は、一日では絶対に足りません。ぼくは初めてでゆっくりしたかったので、賽格電子市場向かいにあるホテルに宿泊しました。
賽格電子市場は10階建てなんですが、入口には階層ごとの説明がありました。ざっと中国語で書いてある部分を抜粋してみます。(全部訳していないです。あくまでもざっとね)
- 1~2F ・・・電子部品、工具、測定器、電池、電源、コネクタ、ハーネス、プロジェクター、携帯、ドローン
- 3F・・・デジタル製品、ネット関連、GPS、プリンタ、キャッシャー、防犯関連、車載ナビ、パソコン周辺機器、DIY
- 4F・・・PC、ルーター、OA機器関連、プロジェクター、バーコードリーダー、ソフトウェア関連
- 5~6F・・・パソコン、DIY、ソフトウェア修理、OA機器関連
- 7~10F・・・パソコン関係、物流倉庫、DIY
DIYとか、なんじゃらほい?って感じですが、ありとあらゆるアイテムが賽格電子市場にはあります。
賽格電子市場 内部
内部はぶち抜き構造で、とてつもなく大きなスケール感があります。なによりも、この内部全てが電子関係のアイテムなんです。日本の大型家電量販店を軽く凌ぎます。すげえ!
内部はどこもかしこもカオスなんですが、特に凄いのが1階と2階のエリア。このエリアは電子関係というよりは、コネクタや測定器を多く扱っているエリアです。ネジなんかもあるのですが、それが所狭しと並んでます。
ぼくが訪れたのは正月明けにあたる「元宵節」だったので、夕方5時を過ぎると皆さん家族と過ごす為に仕事をさっさと切り上げてました。
所狭しと置かれているハーネスとコネクタ。キャパシターから抵抗類関係までなんでもおいてあります。個人的には社会人になって最初の仕事が自動車関係だったこともあり、コネクタとハーネスには興味があるんです。
誰が買うんだ?ってくらいアイテムが置いてあります。しかも、みんな似たようなお店ばかりです。商売成り立つんかな?
個々のお店もきっちりエリアがあるようでないような感じです。
パソコン売り場にくると、少しは電子市場らしくなっています。ありとあらゆるブランドが並んでいますが、不思議とアップル系は多く見かけませんでしたね。huaweiとかasusとか中華圏のブランドが多かったように感じました。
パソコンの周辺機器だってお手の物です。何でも揃います。昔、パソコンの電源を忘れたときに中国山東省にある青島の電子市場にいったことがあるのを思い出しました。あの時もお店には欲しい規格の電源がなかったのですが、どこからともなくもってきてくれましたね。
電源類だけで飯食っていけるのだろうか?不思議だ。
ただの部品屋が並んでいるのですが、お店の紹介には「国家級ハイテク企業」と書いてあります。中国はこのあたりのハッタリをかます度胸は凄いと思います。まず、言っちゃう。どこにでも世界一とかいう触れ込みありますから。
デジタルデジタルしている中で、こういう小売店があるとなんかホッとしますね。ここでカップラーメンから卵まで何でも買えます。腹ごしらえできます。
店じまいしていましたが、延長コード屋さん。延長コードで一家を支えているとしたら凄いことだぞ。
深センと言えばドローンです。
深センと言えばドローンですよね!もちろんありました。ドローン売ってました。
ドローンはやはり目玉の商品であるようで、ドローン回廊なる場所が特別にありました。全部ドローンです。
ここから世界を席巻する新しいトレンドが生まれているのかもしれませんね。
華強北路電脳街は確かに世界一かも。
一泊でゆっくりと探索してきた深センの華強北路電脳街ですが、日本での規模間をはるかに超える電子市場でした。ここから世界を変える動きが日々起こっているのかもしれません。やはり、世界のトレンドを生み出す場所は定期的に自ら触れないとダメですね。
今後も新しいワクワクする動きが、華強北路電脳街から生まれてきそうです!
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①日本からでも予約サイトを使うと簡単にホテルが予約できます。中国のホテルを予約する場合、ぼくはCtripをメインで使っています。日本語も対応しているので便利です。
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ぼくは初めて泊まるホテルの場合、「トリップアドバイザー」で宿泊客の口コミを確認するようにしています。事前に確認しておくと安心なんですよね。
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③ネット関連
中国はネット接続に制限があるため、youtubeやグーグルマップを使用できません。VPNと呼ばれるサービスを使えば、日本と同じようにグーグルで調べものができます。勿論、youtubeやラインだって使えます。ぼくも中国ではVPNを使用しています。
日本出国前にルーターもレンタルしておけば、中国到着後すぐにネットが使えます。事前予約しておけば国内の空港で出発前に受取できますよ。